お買取りが出来なかったケースをご紹介します。
那須烏山市の0.8haの山林についてお問い合わせいただきました。
30年生のスギ林で、若干小規模ながらこれから間伐をして
良い山にしていけるだろうなという、将来性を感じる山でした。

弊社に売買あるいは管理委託をご希望の場合、
山林所在地の市役所・県庁にて、森林簿という山の住所録のような書類を
取得いただいております。(https://sanrin-katsuyo.com/yama)

ですが今回は、該当山林に森林簿がございませんでした。
現況は木が生えていて地目が山林になっていても、
近年まで宅地や畑など、別の地目であったのかもしれません。

それでも、木が十分に成熟し木材として活用ができるのであれば
伐採は可能なのですが、30年生ですとまだ補助をいただきながら
間伐等の手入れが必要な時期で、この森林簿に記載がないと
その補助制度が受けられず、弊社では管理を行うことが難しいのが現状です。

山林の問題というより制度の都合でご契約に至れず、大変心苦しいのですが、
こういったケースがあるということをご理解いただき、
今回は契約を見送らせていただきました。