真岡市の3ヘクタールの山林をお買取りいたしました。

所有者様は市内にお住まいでしたが、近隣の畑が日陰になってしまうからと
数年前に費用を持ち出して伐採を行い、こんなことが何度もあったら大変だと
売却を検討されたとのことでした。

残念ながらその経緯があり、
1/3程度が既に立木がない状態であったこと。また、必要な管理が
あまりされておらず、低質材の割合が高かったこと等から、
ヘクタール当たり30万円程でのお取引に至りました。

おそらく伐採を行った業者さんも悪意があったわけではなく、
林産(木材を生産して利益を得ること)でなく
支障木伐採(邪魔になる木を伐って除去すること)という目的の違い、
かつ木材の活用先に心当たりがなかったがために起こってしまったことではあるのですが、
結果として、伐採を行う前に弊社にお声掛けいただければ費用の持ち出しも無く、
もっと良い金額を提示出来たのに、という残念な結果となってしまいました。

木材は、大切な資源です。
しかし活用する出口を所有していなければ処分に逆に費用が掛かる場合も
ございます。(弊社が広葉樹林をお断りしておりますのも同様の理由からです)
製材・集成材・バイオマスと複数の出口、使い道を持っていることが
弊社の強みであると、改めて感じています。

私共の方で見積もっても、面積上の問題や樹種の問題等でどうしても
費用が掛かってしまう場合もございます。
ですが木を伐採したい場合は、まずは地元の森林組合様や、私共のような
林産業者さんとのお付き合いがあるところにご相談ください。