大田原市の5ヘクタールの山林をお買取りいたしました。
所有者様は地元にお住まいでしたが、
息子様から「自身が県外に住んでいて相続が難しいのでなんとかならないか」
と、ご相談をいただいた形でした。
5ヘクタールと集約されていて、
弊社が活用を得意とするスギヒノキ林であり、
平均して65年生程度と適伐期(収穫期)を超えていて、かつ大径材過ぎず
山林の場所や隣接地との境もご自身で把握されており、
道に面していて搬出もやりやすいという、素晴らしい山林でした。
一部、木の生えていない雑種地もございましたが
そちらも土場として活用出来そうであったため、
1ヘクタールあたり260万円でご契約に至りました。
日本の山は、戦後復興の為に多くの杉の苗が植えられましたが
現在それらが伐採しなければならない時期を迎えています。
木が太ければ太いほど山は高い、と思われるかもしれませんが、
大黒柱を使わない現在の住宅様式では、大径材の需要が少なく
所有者様の納得いただける金額をご提示できません。
それだけでなく、樹齢が上がるとCO2吸収量も減少し
花粉症対策として、少花粉・無花粉の苗が出来ても
伐採しないことには植えられないのです。
今回は、弊社が活用を得意とする太さの時期にご相談いただけて、
大変ありがたく存じます。
山林活用ドットコムとしては、今この時期に、少しでも
適伐期の木を伐って、活用して、苗を植えて、管理して育てる、
という森林資源の循環に貢献できればと考えています。