栃木県大田原市0.6haの山林を、立木のみ(土地は所有者様そのままに、生えている木のみ)
を、購入いたしました。

今回は「相続の関係で土地は手元に残したい。けれど風や雪による接道への倒木防止の為に、上に生えている立木だけ売却したい。」というお話でした。こういったケースも良くお問い合わせいただきます。

所有者様は市内ではございませんが近隣にお住まいで、身体がよく動いた数年前までは
丹精込めて管理していたことがうかがえる、立派な45年生のヒノキが生えていました。

斜面や道などの搬出条件も良く、面積としては0.6haと小規模ながら、
山林の価格より伐採単価を差し引き、1ヘクタール100万円ほどでお取引に至ることが出来ました。

ただ、良いヒノキ林であっても、規模が小さいと良い価格をつけることが難しい、という面も
ございます。高性能林業機械を用いて伐採コストを下げるためにある程度の面積が必要であることは、
皆様ご承知のとおりだと思います。もちろん今回のように、それ以外の条件が良くお買取りが可能な
場合もございますが、弊社ではお買取り面積のボーダーラインを1ha以上に設定しています。

歴史的な背景で他国に比べ山林の所有が細分化されている日本において、最大の課題だと感じています。