11月28日午後5:00より みかも森林組合において、?トーセンとして県内2箇所目となる
バイオマス発電施設の設置検討に向けた勉強会をスタートさせました。

栃木の県南環境森林事務所管内の森林資源は、19,826ha、材積5,657.462m3、成長量
55,249m3/年 があるとされる。これらの資源を生かしたバイオマス発電所を仮に5000KW
規模の設置を行った場合に対して意見の交換を行いました。

森林所有者の方、伐採業者の方、県、森林組合の方々からは、非常に興味を持って議論に
参加いただきました。前向きに考えたうえでの課題として、山林作業者の確保の問題、急峻
な山林が多い点、山林敷地境界の明確化の困難事例、予算の問題等が挙げられました。

やはり燃料の安定供給についての確保がもっとも大きなテーマと成ります。
5000KW規模の発電となると、ある程度乾燥された燃料が約60000トン(約10万m3)
が必要といわれます。みかも森林組合における木材搬出量が約1万2000m3である
現状から、これを実現する為には、既存の固定概念を払拭する必要があると思われます。

森林資源が多く、間伐等の遅れが目立つ 県南地域において、低質材の利用が見込める
バイオマス発電施設の設置は、木材需要の減少が見込まれる現在としては起爆剤として
大きな期待が寄せられるとともに、熱い議論がなされました。