栃木県大田原市の7ヘクタールの山林をお買取り致しました。

別の山林所有者様からのご紹介いただいたお客様でした。
山林は相続により所有されたそうで、適切な管理がなされた立派なスギ・ヒノキ林でございました。
林道の有無や傾斜等の木材の搬出に係る問題点もなく、規模も大変大きいため伐採もやりやすい
だろうと、1ヘクタールあたり230万円でお取引に至りました。

近年、戦後の拡大造林で植林された山が60年生以上になり、木が太くなりすぎている状況が非常に
多くなっています。
木が太すぎると、住宅用の柱などを製材しても歩留まり(原料の中で出荷できる製品となる割合)
が下がります。歩留まりが悪い、製材製品として利用できる割合が低い丸太は、必然的に高く
買えない山となってしまいます。今回、買い取らせて頂いた山は、まさに最適な丸太がふんだんに
取れる(適伐期な)山であり、高価買取させて頂きました。

一般的に製材利用ができる適伐期は、土地の状況にもよりますが、スギだとおおよそ50年生、
ヒノキだと55~60年生以上と言われています。適伐期を過ぎる前に、是非一度地元の森林組合さん
などに活用の方法をご相談いただければと存じます。