残念ながらお買取りできなかった実例についてご紹介いたします。

群馬県桐生市の0.8ヘクタールの山林についてご相談いただきました。
所有者様は、先祖代々の山林ではあるが管理が難しく、放置林になるくらいであれば
活用してくれないか?と、山林の売却を希望されていらっしゃいました。
弊社の買取面積の目安は、林業機械の回送等の費用を鑑み、
1ヘクタール以上なら赤字にならずに施業できるかなと考えています。
今回は0.8ヘクタール、見せていただいた森林簿上では、弊社が利用を得意とする杉桧林でしたので
ギリギリなんとかなるのではと、現地調査へ伺いました。

しかし、森林面積の書類上との差異が大きく、杉桧林の面積は0.4ヘクタール程でしたので
大変心苦しかったのですが、今回は契約にいたることができませんでした。
御親戚やお知り合いの山林が周囲にあれば集約化できる可能性があることをお伝えし
諸事情をご理解いただきました。

森林簿や森林計画図等の書類は山林情報を得るためには非常に意味のあるものですが、
面積が実測と異なる、樹種や林齢が現況と異なることは度々あり
そのため山林については、公図等他の書類との比較、現地調査、
隣接する山林所有者様との立ち合い等、様々な面から判断する必要がございます。