岩手県の宮古市とトヨタ自動車や三井化学など13社で構成する「宮古市ブルーチャレンジプロジェクト協議会」(西村真会長=名古屋大学教授)は、間伐材などを原料にした木質バイオマス発電施設(約20億円)を2014年秋から稼動させる予定。
発電した電気は、再生可能エネルギーの固定買取制度(FIT)に基づいて売電(出力3000KW  木質チップ年間約23000トンと推測)するとともに、発生する熱は大型園芸施設で利用、さらに来るべき燃料水素自動車の燃料として水素の製造も行う。

熱・電供給プラス水素という新しいエネルギー供給事業の商用化を図る先進モデルである。同プロジェクトでは、当面、宮古市内の切捨て間伐材など未利用木材を燃料にするが、将来的には牛糞や鶏糞、畜産廃棄物も燃料として活用していく方針。さまざまなバイオマスを利用することで商業ベースでのコスト競争力につなげる方針。 (林政ニュース 平成24年12月19日 参照)

私事ですが、約10年前に栃木県内のある協議会のなかで、このブルタワーについて発表したことを思い出しました。その当時、?日本計画機構という会社名(現 ?ジャパンブルーエナジーさま)だったと記憶しています。堂脇直城社長からは、このシステムの優位性は、木材の水分を原料として利用できる点、改質ガスを燃料にするガスエンジンで発電することで、蒸気タービン方式よりも発電効率が高いことであると説明を受けたと思います。(記憶違いであれば申し訳ありません)

その当時よりも、水素燃料電池の進歩も飛躍的に進み、いよいよ夢の技術に一歩前進したとのニュース個人的に私事のように喜んでおります。

捨てている木材を原料に水素を取り出し、自動車が動くなんて、なんかわくわくしませんか?

バラツキの多い、原料からピュアなものを取り出すことはさぞかし、いろいろなご苦労があるのではないかと素人ながら推測しますが、今後ともますますのご発展をお祈りしています。