当HPを立上げ、少しずつ山林に関心を寄せて頂ける方が増えつつあることを実感できうれしく思っています。しかし、現実的には小規模な山林所有者の方が、その価値を実感することは困難であることもまた事実です。

夕刻、社に戻り乱雑な私の机の上にメモがありました。、山林所有者の方からの連絡先が書いた1枚のメモです。さっそく、所要を済ませお電話したところ30台後半の男性の方でした。お父様所有の山林を譲りうけたが、価値を見いだせず売却が希望とのこと。ある不動産会社の山林売買HPに7年前から登録しているが実際には、商談に繋がらないとおっしゃっていました。山林は、赤松が生え、昔はマツタケ狩りやバーベキューなどして楽しめたのだが最近はそのような機会も無くなり所有する意味がないとの印象でした。

たまたま、お受けした山林所有者さまからのご相談でしたが、日本の山主さまの多くがこのように小規模な面積をお持ちであることも事実です。しかし、どうしても、山林の木材を生かすためには伐採・搬出コストを抑える必要があるため、ある一定の面積以上が必要となります。これでは、いつまで経っても、日本の森林資源を生かすことが出来ません。たとえ、小規模であっても近隣の方と情報を共有し、連携して山を管理すれば問題を解決できるかもしれません。これまで以上に、情報を発信する必要性を感じました。

山林所有者の方には、中国地方で、現在バイオマス等の利用が計画されており、今後はその価値が見直される可能性があることをお伝えし、弊社の山林登録とメールマガジンのご登録をお勧めしてお電話を切りました。