毎日新聞 2013年02月10日 地方版

三重県では、木材価格が低迷するなか、2014年松坂市でバイオマス発電http://info.sanrin-katsuyo.com/?eid=22を開始する。
事業主体「伊賀地域木質バイオマス利用推進協議会」(三重県、伊賀市、名張市、マルタピア)は、伊賀地域で伐採されたスギ、ヒノキを対象に1立方?あたり3500円で買い取る事業を始めた。(2月9日) 軽トラ1台で1500円~2000円ほどになるが、この日マルタピアには、23台分約22立方?の間伐材があつまった。
協議会によると、この地域で間伐が行われているのは約800ヘクタールであるが、間伐材として利用されているのは僅かに6%程度。県平均の約半分程度で大半は山林に放置されているとのこと。

個人の山林所有者の方が、お小遣い稼ぎに山に放置するしかない未利用木材を軽トラで集め、サテライト的な燃料集積地を形成する。この軽トラ方式は、大規模ではないが、誰でも気軽に参加できる点がメリット。地域に直接、お金が落ちるこの仕組みに、再生可能エネルギー固定買取制度が柔軟に対応できれば良いと思う。目的は、森林資源をどうやって生かせるかである。