宮崎新聞 2013年7月30日付け 参照

戦後の拡大造林期は、やはりその当時木材需要が大幅に増加することが見込まれ、将来の財産形成の目的で莫大な面積で植林が行われていました。木材価格の低迷により、植林が一向に進みません。木材は、国際商品です。外材との競争力をつけるためには、やはりその生産コストを下げる必要があるのです。

林業県宮崎は、林業が厳しい状況に置かれる中、県林業技術センター(美郷町、森房光所長)においてスギの育苗システム「Mスターコンテナ」を独自に開発し、普及を進めている。根の部分を樹脂シートで巻いて損傷を回避することで、畑で栽培する従来の育苗方法と比べ植栽後に根付く確率は格段に向上。このため追加植栽が少なく、林家の大幅なコスト削減が期待されており、本県独自の技術として発信していくとのことです。

森林は、循環型資源として極めて合理的な資源です。切る⇒植える という循環を形成するためには、やはり植林は重要な事業です。宮崎県林業技術センター様の取り組みに期待します。