四国の山林(70ha)の継続運用、委託管理、売却を総合的に検討中とのお問合せを頂きました。

70haの山林と言えば、非常にまとまった山林です。所有者の方は、森林簿などの書類も管理され、敷地境界も把握されていらっしゃいました。このような山林所有者の方ですら、その運用に戸惑っていらっしゃる。これが日本の山林の現状なのかもしれません。

現在の山林の補助制度は、集約化施業を計画し実行した方へ、補助を行う方向である点お伝えしました。      http://sanrin-katsuyo.com/law.html

このような制度内容や情報をお持ちなのはやはり森林組合だと思います。所有者さまは、森林組合の組合員ではないとの事でしたので、この度のご提案は、地元の森林組合さまにまずは、ご相談されることをお勧めしました。

「こんな、補助制度があるはずだけども、なんとか制度を活用できないか」

山林所有者の方も、このようなスタンスが必要だと思います。

山林の場合、立木の価格は一定ではなく、原木相場によって厳密に言えば変動します。価格下落の現状では、正直「森林組合という組織に所属される一担当者の方」では、リスクがあるため積極的にお勧めすることを躊躇してしまうのではないかと思います。ある意味、これは当然のことなのかも
しれません。そのような状況で、だれも判断できずに資産が塩漬けになって運用されない。 このままでは、せっかくある資源が生かされません。

山林活用ドットコムでは、皆様と情報を共有しながら、より具体的な事例をご紹介して参りたいと考えています。