環境を守っていたり、家づくりの材料になっていたり
文化にかかわっていたり、はたまた発電なんてしちゃったり

木、とひとくくりに言っても色々な面があります。
川上から川下までたくさんの方々がにかかわっています。

先月は川上の、素材生産業の皆さんのところにお邪魔したとご報告しましたが
今回は川中の、国産材を扱う製材業の皆さんのお話を伺ったことについて。

●品質の安定化
●市場のニーズに合うようなマーケティング
●技術向上による製材コスト削減
●安定した原木供給体制
の4つのポイントの向上を目的として活動なさっているのだとか。

林業にとって厳しい状況が続いたために
製材会社は年間500社ずつ減少傾向にある、と伺ったことがあります。
このままの計算でいけば、数年後には日本に製材会社はなくなってしまいますね。

近年になってやっと需要が伸びてきて
山には伐期の木もたくさんあるのに、製材・乾燥が間に合わなず
林業のボトルネックになってしまっているのが現状なのだとか。
せっかく需要も供給も出てきたのに、ちょっと悔しいです。

ですが皆さんなんというか、こちらが気後れしてしまうくらいパワフルで
こんな方々が引っ張っていくのなら林業が廃れる心配はいらないな、と
思わせていただけるくらい。

南北に長い日本の地域差の大きさが、林業にもそのままあらわれるのか
いろんなところに見られる地域色も興味深かったです。