先日、県内の素材生産業界の第一線で働く
現場の皆様の、生の声を聴く機会をいただきました。

テーマの一つであった、「低コスト化」について。

原木の搬出を少しでも効率良くしよう!
そして、皆伐後の造林のコストを削減しよう!

といった試みを伺うことができました。

まだ試験段階ではあるそうですが、
講義で習ったようないわゆる教科書通りの施業とは、やはり異なります。

どんどん新しい取り組みがなされていく、林業は生き物のようです。

林業は他の農産業と比べ伐採(収穫)までのスパンが長いものですから
失敗したときの負担が大きく、自身の経験を捨てて新しいことに踏み切るのは
とても恐ろしいことだと思います。

それでもこうやって川上では、山林を良くしていこうと活動なさっている方が
せっかくこんなにいらっしゃるのだから

川中や川下、山に少しでも関わりのある人間は
広くアンテナをひろげていなけれならないなあと、感じた1日でした。