栃木県内の山林(5ha)のお問合せありました。法人所有の山林で、資産を売却がご希望でした。所有者の方は、普段は、東京にいるため、この10年はほとんど山を見ていないとのことでした。森林簿、森林計画図を照らし合わせ現況確認した結果、雑木、竹の繁殖が旺盛で、山の間伐(手入れ)が遅れている状況をお伝えしました。やはり、材価が近年低いため間伐の必要性を感じていたものの、判断せずに実質放置していたとおっしゃっていました。

現在の材料価格を考えると、間伐をお金をかけて行っても、場合によっては収入を得られるどころか費用を追加する可能性もあると森林組合の職員さんに前置きされると(現実その可能性はある)判断できずにいらっしゃったご事情は、無理もないと感じました。

もっと、我々プロがその資産を適切に評価し、その可能性を発掘する必要性を感じました。

所有者の方には、やはりご希望の価格では買取が出来ない点をご説明し、将来の弊社のバイオマス事業への取り組みによって、山全部の原料が生かせる仕組みの大切さをご理解頂きました。売却か、運用かよく考えてみるとおっしゃっていました。山林のご登録も頂きました。