千葉県は雨が多いですね。
とりわけ大多喜はよく降るし寒いし、おまけに積雪まであるとは・・・
私ども北関東人のイメージでは「房総には年中花が咲いてる」暖かいところだと思ってました・・無知ですね。
そんなで伐採現場は田んぼの様相で作業に支障をきたしており、効率の低下を招いております。
どうせ寒いなら一日中凍っていてくれたほうが有難いのですが・・・
(寒冷地ではずっと凍っているので車が埋ることなく作業出来ます)
もう一つ作業に支障をきたしているものは岩盤です。
伐採現場では林内に運搬用の作業道を入れる訳ですが、これがまた岩に阻まれてます。
昔ならそり(橇)を引いて丸太を運び出したのですが、現代林業ではどうしても機械を入れなければなりません。
この作業道の開設に大きな労力が掛かります。
効率低下+労力=大きな経費
経費の増加は木材価格の低迷と相まって山林所有者さんの所得を減らすし、赤字にもなってしまいます。
赤字では誰も伐ろうとは思いませんよね。
千葉県を含め木材生産が低迷している地域の共通点は林道・作業道の不足です。
実際に作業をしてみると道造りに掛かる経費が大きなウエイトを占めており、結局これが山林所有者さんの
負担になってくる訳です。
私ども業者が立木を買うにあたって注視するのは道の有無です。作業道が入るか否かが肝です。
「林業には作業道が必須です」
売る方、買う方とも林道・作業道が重要です。
ですから道を造りましょう放置林まで延ばしましょう。
しかし個々で開設するには負担が大き過ぎます。
補助金を上手に使っての整備をしましょう。
補助金を活用して作業効率を高めてこそ、売れる山お金になる森林ができると考えてます。