うちの家内と、NHKでみた番組の話になった。
「どうする?実家の始末」
人気番組NHK「あさイチ」で、生きて行く上でいつかは必ずぶつかる、親や実家の財産をどうするのか?という問題を分かり安く扱った内容のようであった。
人は、年を取り寿命を全うして人生を終える。この過程で、「ピンピンコロリ」が理想であるが、多くの場合そうはならない。家内は、ケアマネージャーの仕事を通じて人の終末期に立ち会うことが多く、身近な話題として番組を見たという。
空家の維持にも年間、固定資産税などもろもろあって、数十万掛るとの事。「納得」
番組の提案は、元気なうちに、「家族信託」を行うというもの。親が加齢とともに認知症となることは、今では珍しい事ではない。親名義のものは、例え、子であっても簡単に処分が出来ないのだ。
そうなってからでは遅い。 言われてみれば「納得」。
私の担当する、山や山林についても、番組で紹介されたようだ。
人気漫才師のノブさん(千鳥)は、実は私と同郷の岡山だ。 ご実家の山があり、支障となる木を伐採しようとしても、境界線が分からず地元の森林組合でも解決できなかったとの事。
番組では、解決策の例として山主を探し出して、地道に境界線を確定させる様子が紹介されていた。
山の境界の問題は、認知症以前の問題で、元気であっても分からなくなってしまう例は本当に多い。
我々に出来る事はなにか?
その山を見させて頂き、付近一帯の山に価値があるのであれば山林売買や活用のご提案を近隣の方にもお声掛けを行い、境界確定に時間を割く動機づけをさせて頂く事でしょう。 やはり地道な作業かもしれない。
年末年始、実家に家族が集まるのを機会に「爺ちゃんの山」について、話題を広げてみては如何でしょうか?