毎日新聞 2013年11月09日付け 大分 地方版 全国で山林の未利用材を燃料として活用するバイオマス発電施設「グリーン発電大分」(5700KW)が大分県日田市天瀬町に11月8日完成した。未利用材専焼の発電施設としては「グリーン発電会津」に次いで2例目となる。 森林整備や雇用増大にも一役買うことが期待されており、森山社長は、FITを利用し未利用材に付加価値を付け、日田モデルとなるようにしたいと、意気込みを語った。 「グリーン発電大分は、半径50キロ圏から集めた未利用材が中心で、製材くずなども一部利用する。専用の破砕機で縦横5センチ以下のチップにし、乾燥させてボイラーで燃焼。蒸気でタービンを回して発電する。発電規模は5700キロワット。所内使用分を除いた5000キロワットを、固定価格買い取り制度(FIT)で売電する。総事業費は約21億円で、県から約8億円の補助を受ける。年間売り上げは10億円を見込む。」
日本の山林の未来を明るく健やかに