平成24年10月31日(水) 那珂川町 馬頭総合福祉センターにおいて
「森林整備と原木安定供給に関するシンポジウム?」が開催されました。

このシンポジウムは、すでに弊社社長が 理事長を務める 県北木材協同組合において第1期工事として栃木県那珂川町 旧馬頭東中学校跡地で木材加工施設(製材)をスタートさせており、本年度2期工事、来年度3期工事として 最終的に2000KWの発電を計画していることを背景に、豊富に存在する那珂川流域の森林資源を活用することによる効果を広く理解していただくことが目的の一つです。

主催:那珂川流域森林林業活性化センター 後援:栃木県 とちぎ林業維新の会

第1部 基調講演       茂木町農林課 矢野 健司 課長

     「バイオマス利活用による循環型社会づくり」 

第2部 パネルディスカッション

「‐森林資源(森林整備から製材・バイオマス)を活用した地域おこしを探る‐」

パネリスト

 那珂川町       大金伊一 町長
栃木県林業振興課 小川圭一 課長
那須町森林組合  薄葉健一 組合長
林屋川魚店     小林 博  社長

コーディネータ

 県北木材協同組合 理事長 東泉 清寿

ご講評

 林野庁木材利用課 課長補佐 香月 英伸 氏

 基調講演では、地域に存在するバイオマス資源(生ごみ、もみ殻、家畜糞尿、雑木落葉など)から高品質の堆肥を生産し地域振興と地産地消に大きく貢献しているお話を頂ました。

パネルディスカッションでは、現在の森林資源の背景、それを生かしたエネルギー利用(発電・熱利用)、地域振興券、観光資源としての活用など意見交換がなされました。それぞれのお立場から貴重な森林資源を最大限生かすべきとのご意見で一致し、100名を超える会場は時折辛口のコメントに大いに沸く一幕も見られました。

林野庁木材利用課 香月様らは、森林資源活用に対する様々な施策の予算要求を行っているところであり、積極的に活用してして頂きたいとの講評を頂戴しました。

 バイオマス利用事業は、このように地元の方々のご理解・ご協力があってはじめて実現可能であることを痛感したシンポジウムでもありました。