昨日 2013年7月19日 東京 にて 日本林業経営者協会(林経協)の流通・需要拡大部会に参加させて頂きました。

弊社社長より、「国産材製材の現状と山林活用の必要性」をテーマに発表させて頂きました。

以下内容を抜粋

現在の国産材利用は、森林資源一部しか活用しておらず、今後は、ヨーロッパの事例にもあるように低質材から良質材まですべての木材を総合利用することが重要であること。森林資源もあり、円安、木材利用ポイント、再生可能エネルギー固定買取制度等の需要を喚起する条件もそろって来ているにも係わらず、未だ国産材需要の拡大に至っていない原因(ボトルネック)は、それらをつなぐ原木供給の不安定さや国産材の生産能力が問題となっていること。これらを解決する目的で、弊社としては木材製材施設と、バイオマス利用施設(発電所、熱供給施設)を設置しすべての森林資源を利用できる体制を整えていること。すべてを利用できることで、木材資源が集まり、付加価値をつけることで山へ還元できる部分が多くなるという好循環を目指していること。

以上のような内容でお話を進めさせて頂ました。

参加されたいるメンバーの方々は、日本を代表する山林所有者の方でした。おおむね私どもがお話する内容は、皆様共感頂けたと感じました。

議論の中で、原木の安定供給に不安があるとの指摘も有りましたが、協定販売などの仕組みをどんどん取り入れることがこれらを解決する糸口であるとの共通の認識が得られました。