この数週間は、全国各地から大規模な山林所有者の方からのお問い合わせが複数ありました。

面積も大きく、300ha、60ha、72haなどなど・・・・。ご相談頂いた方々のプライバシーへの配慮もあり地域などは敢えてお伝えいたしませんが、これだけ、大面積を所有されているとするならば、言わば山林のプロの方もいらっしゃいます。そのような、立場の方々から多数ご相談頂く・・・・。

ホームページ開設当初は想定していない状況です。しかもみなさん、総じて山林を現在所有されていても、持出し(費用が掛かる)ばかりで、メリットを見出せないとおっしゃいます。 先人の努力が結集された貴重な資産が全く、資産としての価値をなくしてしまっている現状を強く感じます。

そのような中、お若い方からコメントを頂きました。

「これから山林経営は可能なのか?と新しく何かできないかを考えていきたい。
血縁のいとこと一緒に山で何かをできないか考えております。やるからには収益を生まなければと模索中です。色々と勉強させていただければと思っております」

非常にうれしく思いました。貴重な山林資産に対して次の世代の方がまずは、興味を持って頂く。そしてお互いに勉強し、身近な資源を有効に活用する活路を見出していく・・・。

先日、弊社社長が全森連主催の 平成24年度「緑の雇用」現場技能者育成対策事業の
「フォレストマネージャー研修」の 講師として講義を行いました。

同じ講師として広島県の(有)安田林業 安田 孝 社長が講師をされていたそうです。http://www.ringyou.net/midoripress2008/vol17/report.html

林業の担い手が不足する中、社員10名で山林の管理されていらっしゃるとのこと。(有)安田林業は、平成4年の設立。それまでは、お祖父さんの代からの約200haの所有山林を、安田さんが個人で手入されていたそうです。「大学を出てからしばらく吉和の役場に勤めて、その後、自分の家の山林経営をしていました。会社組織にしてからも平成20年までは私一人で仕事をしていました」。そうしているうちに、徐々に近隣の山林を任され、今では約4000haもの山林を管理されていらっしゃるそうです。

林業の新しい経営のスタイルに、弊社の社長も関心しておりました。